※2021年3月21日に更新しました
今回はFuture Houseの人気DJであるOliver Heldens(オリバーヘルデンス)について紹介します。
Future Houseというジャンルが流行り始めたのが2014年頃だと記憶してますが、Oliver Heldensの活躍もきっかけのひとつでした。
長年第一線で活躍していて、自身のレーベルHeldeep Recordsや、ポッドキャスト番組Heldeep Radioなどで新しい音楽を常に発信し続けている人気アーティストです。
Future Houseに興味のある人はもちろん、明るくオシャレなサウンドが好きな人はぜひとも抑えておきたいアーティストです。
Oliver Heldensのプロフィールや、おすすめ曲などを紹介していくのでチェックしてみてください。
Oliver Heldens(オリバーヘルデンス)とは?
Oliver Heldens(オリバーヘルデンス)は、オランダ・ロッテルダム出身のDJ/プロデューサーです。
2013年に発表した楽曲「Gecko」が世界的DJのTiësto(ティエスト)に注目されて大ヒットしました。
◆Oliver Heldens – Gecko (Original Mix)
Becky Hillのボーカルを加えたバージョンの同楽曲もTiëstoのレーベルMusical Freedomからリリースしています。
この「Gecko」の大ヒットをきっかけに大規模音楽フェスへの出演を果たしたり、DJランキングに選出されたりと、世界的アーティストの一人として階段を登っていきました。
2015年くらいまでのキャリアをWikiedeiaから抜粋
- 2013年にレーベルSpinnin’ Recordsと契約を交わし自身のプロキャリアをスタート
- 2014年6月にシングル「Gecko」をティエストのレーベルMusical Freedomからリリース
- 2014年1月にSoundCloudページでHeldeep Mixtapeを立ち上げ
- 2014年のDJ Mag Top 100において、初エントリーで34位に選出
- 2014年の音楽フェス「アムステルダムダンスイベント」で自身の楽曲「Koala」が、音楽認識アプリ「シャザム」で2番目に多く検索される
- 2015年のDJ Mag Top 100で12位に選出
- その後、EDC、Amnesia Ibiza、Tomorrowland、Creamfields、Electric Zoo、Veld Music Festival、Stereosonicなど、多くの世界的音楽イベントに出演
別名義HI-LOとHeldeep Recordsの立ち上げ
2015年にOliver Heldensは自身のレーベル「Heldeep Records」を立ち上げました。
また、同年に別名義HI-LOとしての活動も開始。
Oliver Heldensの音楽は明るめのオシャレサウンドが多いのですが、このHI-LOはダークなテックハウスやテクノが中心。
このときまで「Future Houseのアーティスト」という強いイメージがありましたが、新たな音楽性も発揮して活躍の幅を広げました。
個人的にHI-LOの曲はめちゃくちゃかっこよくて大好きです。
Fatboy Slimなどの楽曲でもサンプリングされてる「Renegade Master」を使った「Renegade Mastah」は大ヒットしました。
◆HI-LO – Renegade MastahHI-LO – Renegade Mastah
ちなみに、当初HI-LOはOliver Heldensの別名義だと公表されてなかったのですが、この「Renegade Mastah」が「Heldeep Records」からリリースされたことでHI-LOはOliver Heldensの別名義だと明らかになりました。
また、ちょっと豆知識ですが、この「HI-LO」という名前はOliverの「Oli」の部分と「Heldens」の頭文字「H」を組み合わせた「OLIH」を逆にして「HI-LO」とされているようです。
HI-LOとHeldeep RecordsについてWikipediaから抜粋
- ・2015年7月HI-LOの「Renegade Mastah」を自身のレーベル「Heldeep Records」の第一弾楽曲としてリリース
- ・その後「Crank It Up」「Wappy Flirt」「Ooh La La」もリリース
- ・2015年10月にはChocolate PumaとTommie Sunshineのシングル「Scrub the Ground」がリリース
- ・2015年11月多数アーティストが参加したミニアルバム「Heldeep Talent EP」をリリース
- ・2016年3月「Heldeep Talent EP Part 2」をリリース
- ・2016年1月にはOliver HeldensとThrottleのコラボ「Waiting」をリリース
Heldeep Radio
Oliver Heldensは自身のポッドキャスト番組「Heldeep Radio」を運営しています。
自身の最新楽曲や、推薦アーティストの楽曲なども紹介されているので、Oliver Heldensっぽい音楽が好きな人にはかなりおすすめです。
この記事をリライトしている2021年3月時点でアップ数は350回。
約7年近く毎週更新しているということなので、すごい継続力ですね。
曲を作ってイベントに出てレーベルもやっているので、この更新数は簡単なことじゃないですよね。
DJなどは表の華やかな部分だけが見えがちですが、裏の地味な作業もきっと頑張っている努力家なんだなと感じます。
人間的にも学ぶことが多くてリスペクトできるアーティストですね。
DENONのDJ機材
最近個人的に気になっていることがあるのですが、それはOliver Heldensが使っているDJ機材について。
CDJといえばPioneerというブランドが世界的にも一般的なのですが、いつも見慣れない機材を使っています。
これはDENON DJというブランドのCDJで、TiestoやLaidback Lukeなどの著名アーティストにも使用されています。
おそらくアンバサダーのような契約をしているのかなと思います。
ちょっと気になっていたので個人的チェックでした。
最近の活動
2020年5月には新木場 ageHaなどでの公演のため来日予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期ということになってしまいました。
世の中が落ち着いたらまた来日してくれることを心待ちにしたいですね。
コロナの影響で世界的に大型野外フェスなどは中止が相次いでいますが、オンラインイベントへの出演が増えています。
同じく2020年、「EDC Las vegas Virtual Rave-A-Thon」に出演しました。
このイベントは新型コロナウィルスの影響で見送りとなった「EDC Las Vegas 2020」の代替オンラインイベントでした。
合成技術を用いて海の中の映像をバックにパフォーマンスを行ったOliver Heldensでしたが、有名なDJの顔が貼り付けられた魚が泳いでいたりして、カオスな演出が話題となりました。
金髪で化粧をしたHardwellや人魚姿のSteve Aokiなど… 笑
ロックダウンでイベントが中止になったりと暗い雰囲気になっていた世の中を、明るいキャラクターで盛り上げてくれました。
また、こちらも2020年となりますが、オランダ・アムステルダムにある歴史あるコンサートホール「Concertgebouw(コンセルトヘボウ)」でのパフォーマンスを行いました。
これは、オンラインフェス「Digital Mirage Online Festival」へ向けたパフォーマンスだったのですが、由緒正しき会場に合わせてタキシードを着用してまるで指揮者のような雰囲気が印象的でした。
新曲も頻繁に発表されてるのでいくつかピックアップして紹介します↓
◆Oliver Heldens & Party Pupils – Set Me Free (feat. MAX)
Oliver HeldensらしいキャッチーなFuture Houseサウンドがいい感じです。
◆TING TING TING with Oliver Heldens
韓国の5人組ガールズグループ「ITZY」とのコラボ曲。
ITZYのセカンドミニアルバム『IT’z ME』に収録されています。
KPOPとのコラボがちょっと意外だったので紹介でした。
◆HI-LO – Athena
こちらはつい最近リリースされた90年代っぽいテクノ系サウンドなHI-LOの新曲。
以前と比べてHI-LOの活動は最近少なかったようですが、昨年の「Kronos」に続く短期間でのリリースなので、今後の活動が活発になりそうな雰囲気がありますね。
まとめ
さて、Oliver Heldensの紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的にも本当に大好きなアーティストで、初めて「Gecko」を聴いた時に鳥肌が立つくらい感動したのを覚えています。
昔はFuture Houseという新しいサウンドを広めた大型新人みたいなキャラクターでしたが、今では中堅クラスとなり常にキャッチーな楽曲を発表して安定感がある存在に感じます。
ラジオやレーベルの活動を通して常に新しい音楽の発掘にも力を注いでいます。
明るくキャッチーなハウスミュージックが好きな方は是非とも抑えておきたいアーティストだと思います!