NFTとは、「この世でたったひとつのもの」というしるしがついた、他のものと替えることができないデジタルデータです。
NFTの出現で、今まで価値をつけるのが難しかったものに価値をつけられるようになりました。
例えば最近では、Twitterの創業者の最初のツイートに数億円で取引されるということがありました。
音楽の分野でもミュージシャンの新しい収益源になる可能性を秘めており、非常に注目されています。
今回は、NFTで音源を販売する音楽クリエイター向けに、おすすめのNFT取引サービスのサイトを紹介します。
NFTについては下記の記事で解説しているので参考にしてみてください↓
OpenSea(オープンシー)
NFTマーケットプレイス(売買取引所)の世界最大手です。
音楽以外にもバーチャルアート、トレーディング カード、仮想世界(メタバース)上の土地などさまざまなNFTが取引されています。
ユーザー数も急速に拡大しており、この記事を書いている2021年には、8月の月間アクティブユーザー数は約22万人で、前月から約3.7倍の拡大だったそうです。
クリエイターは自分の作品をNFTとして販売でき、購入者はイーサリアム(Ethereum)という仮想通貨を使って気に入った作品を購入することができます。
Rarible(ラリブル)
OpneSeaに次ぐ市場規模を誇る取引所です。
ロシア系の創業者が2019年11月に立ち上げました。
OpneSeaと同様に音楽以外にも、アート、写真、動画、ゲームアイテムなど様々な作品を出品できます。
NFTアートの売をしたユーザーには暗号資産「Rali(ラリ)」が配布されることが大きな特徴のひとつです。
ROCKI(ロッキ)
2021年5月にオープンした、音楽ストリーミングサービスと音楽NFTプラットフォームを兼ね備えたサービスです。
CEOのBjorn NiclasのTwitterなどをみると、拠点はロサンジェルスかシンガポールのようです。
この記事を書いている2021年12月時点ではまだベータ版のようなので、今後サービスが充実していくことに期待したいです。
ストリーミングを聞いて気に入った楽曲を見つけたらNFTを購入できるようなシステムが整備されれば、アーティストの支援にもなるし、リスナーにとってもSpotifyなどのように慣れ親しんだ感覚で使用できるので、とても良いサービスだなと思います。
Nanakusa(ナナクサ)
日本発のNFTマーケットプレイスです。
2021年4月26日に正式リリースされました。
アートや音楽、動画などのNFT作品を取り扱っており、購入した作品はマーケット内で二次販売も可能です。
国産のサービスなので日本人向けに見やすくて使いやすいサイトの作りになっていると感じます。
The NFT Records
こちらも国産のNFTマーケットプレイスで、音楽を専門に取り扱っています。
この記事を書いている2021年12月時点ではまだベータ版のようですが、今後は【アーティストが自らコンテンツ販売が行えるDIY機能実装】などもあるそうです。
アーティスト寄りの機能に力を入れている印象なので、アーティストから音楽NFT市場を盛り上げてユーザーを巻き込んでいけたら面白そうだなと思いました。
.mura(ドットミューラ)
NFTを通じた音楽×アートワークの販売サービスで、2021年9月にリリースされました。
..muraでは、音源とアートワークからなる作品を最初に購入した方を「コモンズオーナー」と呼びます。
コモンズオーナーは、ミュージシャン・アーティストから公式サポーターとして認定され、他の方々のために購入した作品の拡散に貢献したり、音源の流通によって発生する収益の一部を得ることが可能とのこと。