今回のテーマ
今回は8月末に初来日公演の開催が決定した男女2人組のドラムンベース/Bass music デュオ「Koven(コヴェン)」について紹介します。
最近Twitterを見てたら「歌いながらDJするドラムンの外タレが来る」というつぶやきが流れてきました。DJといえば人気の曲などをCDJなどの機材で繋いでお客さんを盛り上げるというのが一般的ですよね。最近ではプロデュースもしているマルチなDJも多いですが、DJしながらボーカルもやるっていうのはみなさんあまり見たことはないのではないでしょうか?
そんな一線を画したスタイルで世界的に活躍しているのが「Koven」なんです!というわけで彼らの経歴やおすすめ楽曲などを交えながらどんなグループなのかまとめてみました。ぜひチェックしてみてください!
Kovenとは
KovenはプロデューサーMax RowatとKatie Boyleの2人組ドラムンベース/Bass music デュオです。左が女性ボーカルのKatie Boyle、右がプロデューサーのMax Rowat。
シーンに現れたのは2011年頃。初のプロジェクトとなる「Wake You Up EP」がUKFやInspector Dubplateなどのレーベルから支持を得て注目を集めました。さらにRadio 1やXFMといったイギリスのラジオ番組や、老舗ナイトクラブのMinistry of Soundなどからもピックアップされ高い評価を獲得しました。そして、ロンドンのバンドModestepと「Take It All」という楽曲でコラボを果たし、同バンドのアルバム「Evolution Theory」にも収録されました。ツアーにも帯同したようです。
その後、Borgore、Hadouken、The Prototypesなどの人気アーティストとのコラボも続きました。
◆Borgore feat. Shay – Flex (Koven Remix)
◆Hadouken! – Levitate (Koven Remix)
◆The Prototypes – Suffocate (Koven Remix)
少しだけ日本と関連するところで、日産自動車とイギリスのナイトクラブ「Ministry of Sound」とのコラボで生まれた特別限定車「Juke with Ministry of Sound」の企画にも参加をしていたようです。
こちらの公式で楽曲「Urban Forms」が使用されています。
◆Nissan and Ministry of Sound JUKE Box Walk Around
2013年、イギリスのプロデューサーMatrix & Futureboundがオーナーを務めるレーベルviper recordingsから「More Than You」リリースするなど精力的に活動。その他、「Make It There」、Juventa – Move Into Light (Ft. Erica Curran) (Koven Remix)などもリリースしました。
で、たぶんこのへんまではMax Rowat一人だったんですかね。同年にKatie Boyleが加わり今のスタイルが確立されたようです。彼女の登場によりMainframe RecordingsやAudiopornなどヨーロッパのレーベルや、Techstep Manmoth、Four Maintenanceなどのプロデューサーからも高い評価を受けサポートされました。(ちょっと僕はあまりレーベルとか詳しくないんですが検索したらすごそうな感じでした。リンク入れてます。)その後、Kovenの最初の公式リリースである「Another Home」や「Petrichor」なども発表します。
◆Koven – Another Home (Official Video)
◆Koven – Petrichor
ドラムンを中心にやってるグループなのかなと勝手に想像してたのですがこの頃はBass musicな感じですね。ダブステップとかドラムステップの要素多いです。
また、ライブセットやスタジオワークにAlphasphere(アルファスフィア)という独特なMIDIコントローラーを使用していたようで、特徴的なボーカルや機材も他者とは一線を画した独創的なスタイルにつながったのではないでしょうか。
◆Koven – Quiet Life
2014年の夏、彼らにとってこれまでで最大のショーとなるExit Festivalへの出演を果たしました。Skrillexなど錚々たるアクトに混じり4万人の観衆が湧くメインステージでパフォーマンスを行いました。
さらに、Audioriver、Home Festival、Secret Garden Party、Campus Festival,、Run To The Sunなどその他の多くのフェスにも出演しました。
2015年にはMast Jagermeister(お酒のイエガー)のイギリス向けテレビCMキャンペーンの楽曲を担当しました。これって日本で例えたらビールCMの楽曲担当に起用されるようなもんですかね。だとしたらけっこう実力や影響力などがしっかりしてないと起用されないと思うので、彼らのイギリスでの立ち位置をなんとなく伺えますよね。
以降も精力的にリリースや公演を重ねていきます。最近だと2018年のLiquicityでのパフォーマンスなども話題になってました。彼らをブッキングしたBeginningはこのときのことがきっかけで今回の公演につながったようです。
Kovenは去年のLiquicity Festivalで生で初めて見て絶対呼ぼうと思ってた!
(この動画は僕が撮ったやつです)DJゴリゴリだし自分で歌うしめちゃくちゃやばいのでドラムン好きはもちろんそれ以外の人もこれは体感してほしい😊 https://t.co/HoAzG4eUIO pic.twitter.com/Cn7PMzg5rQ
— SAKO 🅱️eginning (@sakotec) 2019年6月30日
オススメ楽曲
僕もまだまだKovenビギナーなんですが、ざっと聴いた中で気になった曲まとめておきます。ドラムン中心です!
◆Tritonal – Getaway (ft. Angel Taylor) (Koven Remix)
◆Koven – Love Wins Again
◆Muzzy & Koven & Feint – Worth The Lie
◆Koven – Another Home (VIP Mix)
◆Koven – From The Start (BMotion Remix)
◆Koven – With You
◆Koven – Figure
◆Koven – Eternal & You (Muzzy Remix)
◆Koven – Get This Right
◆Juventa – Move Into Light (Ft. Erica Curran) (Koven Remix)
◆Koven & Memtrix – Pessimist (Insomniax Remix)
◆Feint – Take It In (ft. Koven) (Hybrid Minds Remix)
◆Hybrid – Be Here Now (Koven Remix)
◆Koven – Make It There (feat. Folly Rae) (The Prototypes Remix)
Spotifyでプレイリストも作ってるので流し聴きしたい人はぜひチェックしてみてください!
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。本当に来日パフォーマンス楽しみです。今回はボーカルのKatie Boyleのみ来日ですがDJをしながらボーカルもやるパフォーマンスは必見。これは生で見ることに絶対的な価値があると思うのでぜひとも体感したいです!
来日公演の詳細は以下をチェックしてみてください▼▼▼
■(大阪公演)Beginning presents Koven in Osaka
2019/8/30 22:00 – 05:00
CIRCUS Osaka
前売券 https://koven-osaka.peatix.com/view
■(東京公演)Beginning presents Koven in Tokyo
2019/8/31 15:00 – 22:00
CIRCUS Tokyo
前売券 https://koven-tokyo.peatix.com/view