ドラムンベースとは?ジャンルの解説とおすすめ楽曲紹介!

ジャンル解説

今回のテーマ

今回は『ドラムンベース』という音楽について紹介します。

ドラムンベースの特徴は

  • その名の通りドラムとベースが主役の音楽
  • 高速+重低音=高速重低音な音楽
  • 超有名なドラムンベース系のJPOPソングがある

この記事では、ドラムンベース初心者向けに、どんな音楽なのか、最近のシーンについて、おすすめ曲やアーティストなどを書いていきます。

ちなみに僕は昔よくレゲエを聴いていたのですが、起源はこのレゲエに繋がりがあったり、JPOPでもダウンタウンの浜ちゃんのH Jungle With tがドラムンベースっぽい曲やってたり、色々ルーツがありそうです。

また、Spotifyでドラムンベースのプレイリストを更新中なので、まずはどんな音楽か気になる方はぜひチェックしてみてください!

ドラムンベースとは?

ドラムンベースは数ある音楽のジャンルの中の1つで、名前の通りドラムとベースに特徴があります。大きな括りでいうと電子音楽に位置するもので、特徴としてはスピードが速い160以上のBPMを誇っています。

”BPMが160以上”なんといってもこのスピード感がドラムンベースの特徴だと思います!似たようなジャンルにブレイクビーツというものがありますが、更に発展させてドラムのキック音と、ベースを強調しているのがポイントです。

また、重低音もまた特徴で、全体的に重心が低くスピーディーながらも重みを感じる音楽が多いです。独特のスピード感や疾走感は、ドラムンベースならではの魅力なので、こういった音楽を求める人にはとってもおすすめです!

ドラムンベースの起源は?

ドラムンベースの誕生は、約30年前の1990年代にまで遡り、イングランド生まれのジャングルというジャンルにルーツが存在するようです。ジャングルはドラムのブレイクが特徴で、レコードからサンプリングされたものを使用する楽曲が大半でした。

ドラムンベースでは、ドラムのキックを中心にスネアの組み合わせを発展させ、ベースの音色にも多様性を持たせているのが決定的に異なる部分だと思います。噛み砕いて言うとつまり、音楽としてはジャングルが先にあって、拡張したり発展させたものがドラムンベースかと思います。

最近のドラムンベースシーン

ドラムンベースは昔から根強い人気があるジャンルで、今もそれは変わらずです。

DJがよく使う音楽サイト「Beatport」では2004年の設立当初からドラムンベースを1つの確立したジャンルとして扱われています。

最近イギリスでは417日を「ドラムンベースの日」として祝日の承認を得るためのキャンペーンが展開され、話題を呼びました。

ちなみにドラムンベースは174 BPM に設定されていることが多いため、この数字にちなんだ17/4417日)をイギリスでは「ドラムンベースの日」とされているようです。

日本でもドラムンベースを中心に制作するアーティストは数多く存在します。

DJも多くて、ドラムンベースに特化したイベントもたくさん開催されています。

今後も根強くサブジャンル的な存在としてファンを獲得していくのではと思っています。

また、うまく時代と噛み合えばEDMやトランスなどのようにブームが来る可能性もあると思います!

ドラムンベースのおすすめ楽曲

さて、ドラムンベースについていろいろ解説してきましたが、僕なりのおすすめの楽曲を紹介していきます。クラブで耳にしたり、来日公演のサポートDJを通して好きになったアーティストの曲などをピックアップしてみました。ドラムンベースに興味がある方はぜひ参考にしてみてください!

◆Pendulum – Crush

Pendulum – Crush (Official Video)

ドラムンベースとロックを融合させたシーンを牽引する存在のバンド『ペンデュラム』。2018年に7年に渡る活動休止から復活。ドラムンベース界では超有名な彼らの代表曲。クラブで流れるとめちゃくちゃ盛り上がる超おすすめ曲です!

◆Porter Robinson – Spitfire (Kill the Noise Remix)

Porter Robinson – Spitfire (Kill the Noise Remix)

日本好きでも知られているDJPorter Robinson(ポーター・ロビンソン)の名曲のリミックス。エレクトロハウスからダブステップまでを自在に操るトラックメイカーKILL THE NOISE(キルザノイズ)のプロデュース。

◆Calyx & TeeBee – Long Gone

Calyx & TeeBee – Long Gone

90年代後半から活動し、2004年にコンビを結成したベテランコンビの一曲。哀愁あるメロディと味のあるボーカルが特徴的です!

◆ShockOne – Chaos Theory

ShockOne – Chaos Theory

TOYOTAのレクサスのCMに起用されたことで日本でも馴染みのあるトラック。ダブステップの要素も入っていて激しい曲を求めている方にはおすすめです!

◆Sigma – Nobody To Love

Sigma – Nobody To Love (Official Video) HD

僕はまだまだドラムン歴浅いですが、興味を持ち始めた頃にめちゃめちゃ流行ってたSigma(シグマ)の曲。元ネタはKanye West(カニエ・ウェスト)のBound 2というトラック。

ドラムンベースの名曲「Nobody To Love」 とは?生みの親・Sigma(シグマ)の紹介
ざっくりプロフィール 2014年発表の「Nobody To Love」という曲が世界的大ヒット 「Nobody To Love」はカニエ・ウェストの「BOUND2」をサンプリングされている 「リキッドファンク」というソフトなド...

◆Sub Focus- X-Ray (Metrik Remix)

Sub Focus – X-Ray (Metrik Remix)

UKロンドンの音楽プロデューサーSub Focus (サブ・フォーカス)のトラック。

ドラムンベースの人気レーベルRam Recordsからのリリースです。

メロディーもベースラインもインパクトあってかっこいいですよねー!

ドラムンベース界の重要人物Sub Focus(サブフォーカス)の紹介
Sub Focus(サブフォーカス)とはSub Focus(サブフォーカス)はイギリス出身でドラムンベースを専門とするDJ/プロデューサーです。本名をNicolaas Douwma(ニコラス・ドウマ)といいます。今回は、彼の音楽活動の歴史...

◆Sub Focus & Wilkinson- Illuminate

Sub Focus & Wilkinson – Illuminate

こちらも同じくサブ・フォーカスのトラック。UKロンドンのプロデューサーWilkinsonとのコラボです。

◆Oliver Heldens X Becky Hill – Gecko (Overdrive) [Matrix & Futurebound Remix]

Oliver Heldens X Becky Hill – Gecko (Overdrive) [Matrix & Futurebound Remix]

Oliver Heldensの大ヒット曲Geckoのドラムンベースバージョン。リミックスを担当したのはこちらもロンドンのデュオMatrix

ドラムンベースはロンドン勢が強いですね。

◆Urbandawn – Come Together (feat. Tyson Kelly)

Urbandawn – Come Together (feat. Tyson Kelly)

ブラジルのサンパウロ出身のプロデューサーUrbandawnのトラック。ビートルズのCome Togetherをドラムンベースにリミックス。

PVもカラフルでおしゃれな感じです。

◆Praise You – DJ Marky Remix

Praise You (DJ Marky Remix)

FatboyslimPraise Youのドラムンベースリミックス。

原曲の雰囲気を崩さずうまい感じで引き継いでるなーと感じます。

ブラジリアンドラムンベースの第一人者DJ Markyのトラック。

◆Whiney – Mission (feat. Inja)

Whiney – Mission (feat. Inja)

個人的にすごい注目してるドラムンベースプロデューサーWhiney(ワイニー)のトラック。

よくこのInjaというラッパーとコラボしてるのですが、ジャングルっぽさもあってほんとにツボな曲が多いです。

◆Nirvana – Smells Like Teen Spirit (Engage dnb remix)

Nirvana-Smells Like Teen Spirit (Engage dnb remix)

名曲を違うジャンルにリミックスしたものけっこう好きなんですが、これもそんな一曲。Nirvana(ニルヴァーナ)のロックテイストがいい感じにドラムンと融合されてます。

◆Chris Lake – I Want You (1991 Remix)

Chris Lake – I Want You (1991 Remix)

Chris Lake(クリス・レイク)の大ヒット曲のドラムンリミックス。DRUM&BASS ARENA AWARDS 2017でBest Newcomerを受賞するなどとっても旬なアーティストの一人。

◆Dimension – Techno

Dimension – Techno

ロンドンを拠点に活動しているプロデューサーで、UKドラムンベース・シーンで勢いのあるアーティストの一人Dimension。2018年には初来日も果たしました。この曲は個人的にもDJでよく使ってます!

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?僕もまだまだドラムンビギナーなので、厳密にはもっと細分化されたジャンルに属している曲もあるかもしれません。ただ、クラブで聴いたり好きなDJさんがプレイしていたり、実際にDJで使って盛り上がった曲などお気に入りの曲を中心に紹介させていただきました!今後もかっこいい曲をたくさん見つけて紹介していければと思います!